ダークファンタジー

きみの柩になりたかった1巻

あらすじ『――君が今日も…おれの…傍に居てくれて…うれしい』『明日も居る。アンタが、何処にも行けないなら、ここに。どこか、別のところ、行くンなら、そこに』歴史研究者イオギオスと信仰篤い教会の騎士オルメロス。二人は『瘴気の森』の調査任務の最中…

一章1.レギオンの過ち

 草木も眠る夜、雨が上がった。 静寂しじまが周囲を支配している。その夜寝付けなかった青年には、雨音が途切れてしまった事は嬉しくないことだった。なぜなら彼の腕の中で眠る主あるじの存在を、否応なしに意識してしまうからだ。「は………」 できるだけ…